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【お色気漫画】「ハート・キャッチいずみちゃん」:遠山光の出世作!

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1982年より講談社「月刊少年マガジン」にて連載されたお色気コメディー「ハートキャッチいずみちゃん」。作者は遠山光氏。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」

単行本は、講談社マガジンコミックスより全9巻が刊行。

また2000年代に入ってから、上記単行本をまとめた「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!(「ハート編」+「キャッチ編」の2冊)」として復刊。

現在はいずれも電子書籍で楽しむことができる。なお本記事後半では、「ハート・キャッチいずみちゃん」の同人作品についても紹介。

「ハート・キャッチいずみちゃん」レビュー

ストーリー概要

スケベな男子・菊丸の高校に転校してきた原田いずみ。実は彼女は人の心が読める、という超能力を持っていた。

以降、菊丸のスケベな妄想とそれに振り回されるいずみちゃんを軸に、エッチなコメディーが展開される。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

物語の途中から、いずみちゃんの超能力設定はカット。ひたすら女の子にイタズラをしたがる菊丸のパワフルスケベと、それに振り回されるいずみちゃんら、女の子たちのエッチなハプニングが描かれる。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

物語序盤では、ショートヘアーだったいずみちゃん。中盤からはサイドテールにヘアーチェンジ。

またお色気要素も、中盤以降に乳首描写が本格的に解禁。ラブコメ・健康的なお色気から、より過激なエロコメへ。記憶に残るお色気漫画となっていく。

昭和の代表的なエロコメ

「いけない!ルナ先生」などと並ぶ、1980年代を代表する少年誌掲載のエロ漫画「ハートキャッチ!いずみちゃん」。

過激さで言うと「ルナ先生」に軍配が上がるが、それでも後期の過激さには目を見張る物あり

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

物語前半は、乳首が出ない比較的健全なお色気。ヒロインであるいずみちゃんやゲストキャラクターは下着姿、時には全裸になることもあるが、肝心な部分は見えない。

お色気要素が徐々に過激に

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

お色気漫画としては、やや控えめな内容といえるが、作者・遠山光氏の描く女の子キャラクターのカワイさは特筆もの。今見ると若干の昭和感を感じるものの、充分イケるレベル。

また乳首を解禁してからの「ハートキャッチ!いずみちゃん」は、それまでのソフト路線から徐々にハード路線にシフト。乳首や股間をいじられて、喘ぎ声を上げるシーンも。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

いずみちゃんもクンニ状態でいい気持ちになったり。こういうシーンが少年誌で掲載されていた、ということに驚く。時代だな。

魅力的なレギュラー陣

物語にはメインヒロインであるいずみちゃんのほか、物語に華を添えるレギュラー・準レギュラーの女性陣が登場。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

途中から転校してきた、羞恥心のややゆるい同級生・千春。バイブを入れているわけではない

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

好奇心旺盛な外国人留学生・リンダ。菊丸の前でスッポンポンになっても恥ずかしがる気配がない、サービス精神が素晴らしい(笑)ヤンキーガール。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

カセットテープの回転部分を乳首にひっかけられて、「あっ あっ ああん あん!!」と少年漫画らしからぬ喘ぎ声を披露する、美人女性教師・桂木先生。カセットテープてw。

バラエティに富んだゲストヒロインたち

また毎回新鮮なお色気を見せてくれる、バラエティに富んだ女性ゲストたちも、「ハートキャッチ!いずみちゃん」の魅力の一つ。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

色っぽいお姉さんから、

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

ローティーンの女の子まで、惜しげもなくフレッシュな肢体をさらしてくれる。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」
(遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」より)

そんなほどよいオッパイに、ややムッチリ加減の下半身を持つ遠山光ギャルたち。氏の絵のウマさも手伝い、少年誌らしい程よいお色気…、いやその枠を超えた過激なエロを提供。

昭和の代表的なエロコメ

そんな「ハートキャッチ!いずみちゃん」。今読み返してみても、見どころの多い作品。

女の子たちがエロカワイイのはもちろん、長年月刊誌に連載されていただけあって、毎回読ませるストーリーが魅力的なお色気マンガ

遠山光氏はこの後、少年サンデー「♂ティンクル2♀アイドル☆スター」などでスマッシュヒットを飛ばし、近年も作品を発表しているが、「いずみちゃん」の頃の絵柄が一番ノッているな、と個人的には感じる。

今読んでも色褪せない魅力があるので、ぜひその絵柄と「懐かしのエッチなコメディ」を楽しんでいただきたい。

遠山光「ハート・キャッチいずみちゃん 全部!」

「ハート・キャッチいずみちゃん」の同人作品

さて世の中は広いもので(笑)、「ハートキャッチ!いずみちゃん」の同人作品も存在。

本編では絶対描けない「エッチなハプニングのその先」が堪能できるので、オリジナルとあわせてお楽しみいただきたい。

「いずみちゃん敏感ハート」シリーズ

サークル「ふんわか堂」さん刊行の「いずみちゃん敏感ハート」シリーズ。

いずみちゃん敏感ハート

原作の絵柄にかなり寄せていて、非常にクオリティの高い同人コミック。少年誌では絶対描けない、いずみちゃんのアレやコレやが存分に楽しめる。

原作各話のストーリーをベースに、エロ方面に話が展開されていくのも面白い。

「ハートの夢」シリーズ

続いて「FAKE庵」さんの同人作品「ハートの夢」シリーズ。

ハートの夢

こちらは絵柄はオリジナルに近いが、原作を損ねない雰囲気があり、それでいてエロさバツグン。何より桂木先生のエッチシーンがかなり!濃厚

「ハートキャッチ!いずみちゃん」ファンならば、読んで損のない同人作品である。

「ハートキャッチ!いずみちゃん」同人漫画の詳しいレビューはこちら